マーチンゲール法の期待値は素人でも簡単に計算できる!

マーチンゲール法における期待値とは?

マーチンゲール法における期待値とは?
オンラインカジノにおける期待値とは、そのゲームでいくら勝てるか、あるいはいくら負けるかを平均値で表した数字のことです。
なお、期待値の計算は「当たる確率×配当額」で計算することが可能です。
例えば1/2の確率で勝てるゲームをプレイする時、配当額が2倍であれば期待値は±0となります。
つまり、1/2で2倍の配当が貰えるゲームをいくら続けても利益は0のままなので、普通にプレイするだけではいつまで経っても利益は得られないということです。

それに対し、マーチンゲール法は理論上、ほぼ確実に初めにベットしたチップ分の配当を受けられるという攻略法です。
それではまず、勝率が1/2・配当が2倍のゲームで5ドルのチップをベットすると仮定して説明を行っていきましょう。

1:1回目のベットで5ドルを賭ける
2-1:1回目のゲームで勝った場合は10ドルを配当として受け取り①に戻る
2-2:1回目のゲームで負けた場合は次のゲームで10ドルを賭ける
3-1:2回目のゲームで勝った場合は20ドルを配当として受け取り①に戻る
3-2:2回目のゲームで負けた場合は次ゲームで20ドルを賭ける

このように例え1度の勝負に負けたとしても、次の勝負で前回のベット額の2倍のチップを賭けることで、確実に最初に賭けた5ドル分の利益を得られることになります。
つまり、マーチンゲール法を2倍以上の配当があるゲームでうまく利用すれば、ほぼ確実にコツコツと利益を積み上げていくことができるということです。
マーチンゲール法における期待値は最初に賭けたベット額、上記の例では1セット5ドルがそれにあたります。

マーチンゲール法の期待値はあくまでも理論値

理論上は100%勝てる攻略法であるマーチンゲール法ですが、運が悪いと期待値割れを起こしてしまう場合もあります。
というのも、オンラインカジノでは1度のベット額に上限が定められているため、連敗が続くと1セットで全ての負け額を取り戻せない可能性が生まれるためです。

例えば、ベット上限が1000ドルのゲームをプレイする場合、5ドルからベットし始めると8連敗目で次に賭けるべきチップ額が1275ドルに達します。
こうなると端数分のチップが確実に取り戻せなくなってしまうため、早めに損切をしないと期待値がマイナスの状態でベットをし続ける羽目になってしまいます。

とは言え、8連敗する確率はわずか1/250程度とかなり低いため、そこまで心配することもありません。
もしマーチンゲール法で回収不能になってしまうのが不安であれば、最初に賭けるチップ額を少なめに・ベット上限の高いテーブルを選ぶようにしましょう。
ただし、絶対に期待値割れが起こらないと言えるほどの確率では無いので、連敗が続くようなら早めに損切をして、気持ちを新たに次のゲームに移行するのも一つの手です。

マーチンゲール法で期待値が稼げるゲームとは?

マーチンゲール法で期待値が稼げるゲームとは?
オンラインカジノには様々なカジノゲームをプレイすることができますが、マーチンゲール法で期待値が稼げるのは配当率が2倍のゲームのみです。
マーチンゲール法は負けた時にベット額を倍々と吊り上げていく攻略法なので、配当が2倍以上ないと採算が取れないためです。

2倍を超える配当のゲームでも使えないことはありませんが、配当が高いとその分勝率が下がることに注意しましょう。
勝率が低いと連敗する確率が高まりますし、それだけ期待値の回収が難しくなるため、やはり勝率1/2・配当2倍のゲームで攻略を行うのがベターです。

なお、オンラインカジノでマーチンゲール法を使って期待値が稼げるゲームは以下の3つです。

・バカラ
・ルーレット(ハイ・ロー・偶数・奇数・赤・黒に賭けた場合)
・ブラックジャック

この中でブラックジャックでマーチンゲール法を使う時のみやや特殊で、ダブルやスプリットで負けた場合は、その分の負け額も上乗せする必要があります。
また、これらのゲームの勝率は全て完全な1/2ではなく、引き分けなどを考慮すると実際の勝率は50%をやや下回ります。

オンラインカジノのゲームごとのマーチンゲール法の期待値

オンラインカジノのゲームごとのマーチンゲール法の期待値
・バカラでプレイヤー側に賭けた場合(勝率49.32%・配当2倍)
10ドルからスタート→10(ベット額)×0.4932(勝率)×2(配当率)=9.864ドルの期待値

・バカラでバンカー側に賭けた場合(勝率50.68%・配当2倍・手数料5%)
10ドルからスタート→10×0.5068×2-(10×0.5068×2×0.05)=9.6192ドルの期待値

・ヨーロピアンルーレットで配当2倍に賭けた場合(勝率48.64%・配当2倍)
10ドルからスタート→10×0.4864×2=9.728ドルの期待値

・アメリカンルーレットで配当2倍に賭けた場合(勝率47.36%・配当2倍)
10ドルからスタート→10×0.4736×2=9.472ドルの期待値

ブラックジャックは運だけではなく経験や腕がものをいうゲームですので、上記のように単純な計算で期待値を求めることはできません。
また、上記の計算はベット上限や連敗を考慮していない数値であることにも注意が必要です。
とは言え、普通にプレイしていては±0からマイナスにしかならない期待値を、プラスに持って行ける可能性があるというのは大きいです。
勝率100%とはいかないものの、マーチンゲール法をうまく利用することで期待値を稼ぎやすくなるのは間違いありません。